証券会社の手数料に注意!!こんなに差があるなんて驚きです。

私・カメママは将来への備え・資産運用として「投資」を行っています。

私の投資はインデックスファンドや個別株の購入をメインに行っていますが、それらの売買は金融機関を通して行います。

この金融機関、きちんと選ばないと手数料で大損しますよ。私の両親の実例も合わせてご紹介します。

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金融機関の手数料とは?

投資信託や個別株を買ったり売ったりするためには、金融機関を通して取引する必要があります。金融機関とは、証券会社や銀行を指します。
そして、売買に必要な手数料は、各金融機関毎に設定されているのです。

一般的に、対面(窓口や電話)で人を通して取引するようなやり方だと手数料が高額で、ネットでの取引だと手数料が安くなります。
(銀行からお金を振り込む際、窓口で手続きする場合とネットで手続きする場合をイメージして頂くと分かりやすいと思います。)

また、ネットで取引するタイプの金融機関でも、これまた金融機関によって大きく手数料が異なります

投資信託や個別株の売買は、「売った」「買った」という結果を求めるものであり、どこに頼んでも得られる結果は同じです。同じ結果を得るだけなら、出来るだけ手数料が安い金融機関に依頼すべきですよね。

どの程度手数料に違いがあるのか?

ここで、私の両親の実例をもとに比較したいと思います。
私の両親は、ある証券会社に口座を開いており、これまではずっと電話による売買取引、最近ようやくネットを使っての売買取引を行っています。

この証券会社に口座を開設したのは、おそらく家の近くにあって行きやすかったからではないでしょうか。地方のローカル証券会社です。昔はネットなんてありませんでしたしね。

さて、以前両親がカメ家に来てくれていた際、国内株式の購入を行っていました。私は手数料が最安の部類に入る金融機関であるSBI証券 をメインで使用していますが、両親の使っている金融機関と比べてどの程度手数料に差があるのだろう?と興味半分で調べてみました。

取引価格が20万円、80万円、150万円の3種類について、国内株式の売買手数料を比較してみます。

比較してみた結果がこちら

取引価格 カメママの両親利用
の証券会社
SBI証券
(スタンダードプラン)
差額
20万円 1,739円 199円 1,540円
80万円 6,955円 525円 6,430円
150万円 16,740円 628円 16,112円

正直、予想を遙かに上回る差があって驚愕しました。全然違います。
しかも、上記料金は「買い」か「売り」のどちらか一方に対してかかる料金です。
通常、株式を購入した後はいつか売却する必要があるでしょうから、上記手数料は「購入時」と「売却時」の2回必要になるのです。
仮に、購入時に80万円、売却時も80万円だったとした場合、売買の2回に必要な手数料の合計は、SBI証券に比べて12,860円も高くなる計算になります。

どちらの証券会社でも「株を買って、その後売る」という同じことをしているだけなのに、こんなに手数料に差があるなんてすごく勿体ないと思いませんか?

保有中の株は、他の金融機関に移管可能です

ネット証券の方が手数料が安いと知ってはいても、既に以前購入した株が別の証券口座にある・・・なんていうこともあると思います。

この場合も、あきらめないでください。「移管」という手段があります。

証券会社では、他の証券会社に預けている国内上場株式・転換社債型新株予約権付社債を、「証券保管振替機構(ほふり)」を通じた移管手続きで、別の証券会社へ入庫するサービスを行っています。(万が一サービスがない証券会社がありましたら申し訳ありません)

金融機関によっては、移管のための手数料が必要なところもあります。
例えば上で挙げたSBI証券は出庫も入庫も手数料無料ですが、私の両親が利用している証券会社の場合は入庫無料、出庫は手数料がかかるとのことでした。

私の両親の場合、今回購入分を他の証券会社に移管する場合の手数料は1,620円でしたが、このまま同一証券会社で保有して売却時に高額な手数料を支払うよりは、移管手数料を支払ってでもSBI証券等の手数料が安い証券会社に移管した方がメリットがあるということが分かりました。

そこまで調べて、両親に「移管した方が良いよ」と助言をしたのですが・・・。
私の父、かなりの昭和人間です。
「そんなに手数料が安いなんて馬鹿なことがあるわけがない。」「80万円の売買だったら6,000~7,000円くらいの手数料は普通。」と一蹴されました。
移管する気は全く無いようです。

これ、すごく勿体無です。

今の時代、ネット証券をはじめとする証券会社の手数料はどんどん安くなっています。でも、昔とほとんど手数料が変わらないような証券会社もあります。利用者がそのことを知らずに、昔の常識をずっと引きずって新しい波に乗れずに損をしているのは本当に勿体無い。

ネット検索すれば証券会社の手数料情報は全て知ることが出来るので、株などの取引を行いたい場合には必ず手数料が安い証券会社を選ぶようにしましょう。

オススメの証券会社は?

私がオススメする証券会社は、SBI証券楽天証券です。
他のネット証券と比べても手数料が安く、取扱い商品も多いですので、悩んだらどちらかを選べば良いと思います。

以前は楽天証券よりもSBI証券の方が国内株式手数料が若干安く魅力がありましたが、2016年9月現在はほぼ同じ水準です。
NISA口座なら、どちらも国内株式の売買手数料無料ですよ。

どちらも甲乙つけがたい証券会社ですが、選択するときのポイントを少しだけ。

米国株式を売買する場合にはSBI証券の方が手数料が安価なため米国株式に興味がある方、また、住信SBIネット銀行との連携により利便性が向上するため普段から住信SBIネット銀行を利用している方は、SBI証券が良いかもしれません。

楽天証券は、取引手数料の1~2%がポイントバックされたり取引や投資信託残高に応じて楽天スーパーポイントがプレゼントされたりするため、楽天市場などで楽天ポイントをよく利用される方、また、楽天銀行の口座とマネーブリッジ(連携)することで利便性が向上したり楽天銀行の金利が0.1%という高金利になったりするため、普段から楽天銀行を利用している方は、楽天証券が良いかもしれません。

他、海外株式への投資を行いたい場合にはマネックス証券の取り扱いが充実しており、手数料も最安水準です。比較的利益を出しやすいと言われるIPO(新規公開株)も”お客様単位に一抽選権”とされ、過去の取引実績や資金額によらず、資金の少ない個人でも平等に抽選してもらえます。
SBI証券や楽天証券と比べるとやや国内株式の取引手数料は高い部分もありますが、開設しても損はない証券会社だと思います。

まとめ

元本割れリスクのある「投資」を行う中で、確実に資金にマイナスの影響を与える手数料」
金融機関によっては、本当に思っている以上に大きな違いがありますので、もし手数料の高い金融機関で取引を行っている方は今からでも見直しすることをオススメします。

カメママの実家の場合、父は頑固なので絶対に金融機関は変更しないようですが、母と妹は即変更を決断してくれました。

ちなみに、一度開設したNISA口座も金融機関を変更することが可能です。
これ、当初の制度では「変更出来ない」と言っていたのが途中で「変更出来る」に変わったため、ご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
例に漏れずうちの実家もそうでした。
10月から来年度のNISA口座の金融機関変更手続きの受付が始まりますので、こちらも変更手続きを行う予定です。

皆様も証券会社を利用する際は、無駄な手数料を支払って損をすることの無いように気を付けてくださいね。

※投資にはリスクがありますので、自己責任でお願い致します。

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