大手銀行が保険販売手数料開示へ。大変意義あることだと思います。

YAHOO!ニュースを読んでいたら、興味深い記事がありました。
それがこの記事。
”「割高」指摘、大手5行が保険販売手数料開示へ”。

元記事が削除されてしまったのと、短い記事だったので下記に全文引用させて頂きます。

個人の資産運用の手段として銀行窓口などで販売される貯蓄性の高い保険について、大手5銀行が10月に、保険会社から受け取る販売手数料を開示することがわかった。

一部の銀行は週明けにも開示方針を明らかにする見通しだ。販売手数料は一般的に非公表で、金融庁が不透明で割高だとして開示を促していた。

開示するのは三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、三井住友信託銀行の5行。

金融庁によると、外貨建て保険や運用の結果次第で受け取れる保険金の額が変わる変額保険などは、販売手数料が開示されている投資信託に比べ、手数料が割高だ。保険会社が運用に回すお金が減り、契約者に不利になりかねない。

日本銀行のマイナス金利政策で、銀行は貸し出しを増やして利ざやを稼ぐビジネスが難しくなっている。

この記事で触れられている「販売手数料」とは、銀行が保険商品を販売したときに受け取れる”報酬”のことです。
保険会社は、記事内で「割高」とされている「販売手数料」を支払ってでも、顧客を増やしたい&顧客が増えれば利益が出る!ということですね。

この情報が開示されるというのは、日本ではとても画期的なことだと思います。
これまでは手数料関連の情報は全く表に出てこず、契約者にとっては非常に不利な状況というのが普通でした。
銀行は当然、「販売手数料」の高い商品を売って利益を出そうとしますよね。それを知らぬままに、「銀行のお勧めだから」という理由で契約を決める方だっていると思うのです。
「販売手数料」が開示されることで、契約者に判断の材料が少し増えるのではないかと思います。

今後記事にもする予定ですが、保険会社の保険商品は、手数料が非常に高額です。
保険に加入する際はなかなか意識しないことではありますが、そのことはしっかり心に留めておいた方が良いと思います。
記事中で”不利”とされている変額保険が何を指しているのかは分かりませんが、カメパパは過去に「変額型個人年金保険」に加入していました。
今は解約しましたが、その結果、保険会社への手数料の高さが身に染みています。

まずは10月に公表される「販売手数料」は一体いくらなのか非常に興味がありますので、開示を待ちたいと思います。

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