「アルク エンジェルコース」の購入理由と感想(メリット・デメリットまとめ)

カメ家では、長男・カメ太が0歳の時に「アルク エンジェルコース」を購入しました🐢。
しばらく聞いていませんでしたが、最近またよく聞いています。

使ってみた感想等を書いてみたいと思います。

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アルク エンジェルコースとは?

アルク エンジェルコースとは、英語教育分野で有名な「アルク」が製造・販売している、子供向けの英語教材です。
内容は、下記のとおり。基本的には、胎児から3歳までを対象としたCD教材ですね。

●CD12枚(各約30分)
●おうちの方向けコースガイド1冊
●おうちの方向け講座ブックレット6冊
●特製CDケース

CDは、主に
①マザーグースと遊び歌
②乳幼児がいる家庭の会話
③名作童話の読み聞かせ
から構成されています。

朗読のバックミュージックにはモーツァルトの音楽が流れていますので、リラックスして聞くことが出来ます。

購入した理由

実は、私が初めて子供のために購入した英語教材が「アルク エンジェルコース」です。
今では教材コレクターのようになったかのように色々買ってしまいましたが、最初はこんなに買うつもりは無く、1つに絞るつもりだったんですよ😖。
なので当時は色々情報収集し、結果としてエンジェルコースを選びました。

幼児向けの英語教材って、色々ありますよね。(これらの比較記事もそのうち書きたいと思っています。)
エンジェルコースに決めた理由は、2つでした。

1.イギリス英語である
2.インプット量が多い

これらについて、ご説明しますね。

1.イギリス英語である

そもそも、私が幼児期に英語を始めようと思った理由は「英語耳を鍛えたいから」です。
以前の記事でも書きましたので、一部抜粋します。

人間の耳が聞き取れる音の周波数(振動数)は約16Hz~16,000Hzと言われているようですが、産まれた後、耳にすることのなかった周波数については聞く力が衰えていくようです。

そして、日本語は1,500Hz以下の言語ですが、英語の周波数は750~12,000Hzとのこと。
日本人が英語を聞き取れないのは、周波数が全く違うからだと思いました。
早期英語教育を行うことで日本語の遅れが出るかどうかは専門家でも意見が分かれていますが、周波数が違って耳の「聞く力」が衰えることは科学的にも正しいようです。
それなら、少しでも英語を聞かせてあげることで英語耳・英語脳を作ってあげたいと考え、カメ家では早期英語教育を取り入れることにしました。

参考記事

カメ家では、子供への幼児教育・英語教育を行いたいと考えています。 大したことはしていないのですが、ブログでも内容について紹介し...

私は、英語を聞き取ることが苦手です。典型的な「R」と「L」を聞き分けることの出来ない日本人。何が違うのか、どうして違いを聞き分けられるのか、さっぱり分かりませんでした。
でも、”日本語と英語の周波数帯が違う”というのを知って、納得しました。
ああ、機能が衰退してしまっているのならしょうがないや、と。
勿論私でもここから訓練を積めば少しは改善するかもしれませんが、人間の耳の黄金期は乳幼児期。この時期にしっかりと英語を聴かせてあげて、大人になって苦労することのないように、子供には英語の周波数帯を聞き取れる耳を作ってあげたいと考えました。

そしてさらに調べていると、なんと同じ「英語」でも、「イギリス英語」と「アメリカ英語」では周波数帯が違うことを知ったのです。

アメリカ英語の周波数は、    750~  5,000Hz
イギリス英語の周波数は、 2,000~12,000Hz

同じ英語なのに、ずいぶん違いますよね😵。
そもそも当時の私はアメリカ英語やイギリス英語があることも知りませんでしたし、ろくに英語も聞き取れなかったので両者にそんなに違いがあるなんて全く分かりませんでした。

でも、それだけアメリカ英語とイギリス英語に違いがあり、”耳にすることのなかった周波数については聞く力が衰えていく”のだったら、出来るだけ幅広い周波数帯の音を聞かせてあげたい、イギリス英語をインプットしてあげたい、と思ったのです。

そこから、イギリス英語の教材を探し始めました。

2.アルク エンジェルコースは、インプット量が多い

イギリス英語を使った教材を探し始めたは良いものの、イギリス英語の教材って、あんまり無いんです。
色々あるのかもしれないんですが、そもそも英語教材って「アメリカ英語」とか「イギリス英語」とか明記してあるものってそんなに無くて、どうやって調べたら良いのかも分からず・・・。
そんな中で、イギリス英語が使われていて、良さそうと思ったのはこれくらい。

アルク エンジェルコース
Oxford Reading Tree (ORT)シリーズ
マザーグースコレクション(いずみ書房)

1番安いのは、マザーグースコレクション(3,980円)。
内容は、CD1枚84曲に、絵本が3冊。レビューも良かったし、悩みました。
でも、収録曲の1曲1曲は短いので、84曲あるとは言っても総収録時間は約76分。
ちょっと量が物足りないかな・・・というのと、「歌のみ」というのがひっかかり、きちんとした「文章」も聴かせたいなと思いやめました。

そして、ORTも評判が良くて気になりました。
結局後日買ってしまったのですが、当時は、「絵本とCDだけなのに高すぎる・・・」というのが正直な感想でした。
買うならばバリューパック1が良いかと思いましたが、絵本72冊とCD12枚で47,247円。
絵本も8ページとか16ページとかで少ないしペラペラのペーパーブックのわりには高い!!
そして何より、CDは付いているけれど、朗読している絵本の文章は短いので絶対的に量が少ない。
それもそのはず、そもそもORTはリーディング教材(文字を読むための教材)なので、音を沢山インプットするための教材ではないんですよね。(後日、リーディングや英語の理解を促す目的ではORTを購入しました。)
当時の私の目的は「英語耳を鍛えたい」が第一だったので、もっとたくさんの「英語」を聞かせたいと思いました。

それで、CD12枚、収録時間約6時間の「アルク エンジェルコース」(31,320円)を選びました。

その他教材の比較はこちらをご覧下さい。

カメ家では子供に英語教育を行いたいと思い、幼児英語教材を利用した親子英語を行っています。 でも、幼児英語教材って色々ありますよね。...

アルク エンジェルコースを購入・使用した感想

率直な感想としては、こんな感じです。

<メリット>
●英語耳を作るために、イギリス英語をたくさんインプット出来る
●モーツァルトの音楽は心地良く、聞いていてリラックスできる。

<デメリット>
●このCDを聞かせるだけでは、英語の「意味」を理解出来るとは思えない。
●英語の「意味」を理解させるには、他の教材が必要になる

CDの内容は、モーツァルトの音楽も心地良く、リラックスして聞くことが出来ます。
イギリス英語は、聞いてみると少し硬質な感じに聞こえました。意識してみると、アメリカ英語とは少し違います。周波数が違うせい??それとも気のせい??私には分かりませんが😅。
とりあえず、聞いていて確かに心地良いので毎日かけていても気にはなりません。
このCDを聞いているだけで英語の周波数が聞き取れるようになるのなら、楽だなあと思いました。

但し。
当初、私は”これで英語が出来るようになるかな~”と、当初の目的であった「英語耳を鍛える」という以上の期待をしてしまっていたのですが、実際に数日CDをかけてみて、それは難しいと思うようになりました。
というのも、エンジェルコースはCDがメインで、「CDの言葉」と「動作や名称」を一致させるための方法が無いのです。
日本語でも、子供は毎日親の言葉を聞く中で少しずつ、どの「言葉」とどの「動作や名称」が合致するのかを学習し、言葉を獲得していくと思います。
でも、エンジェルコースにはそれが無い。
CDの朗読がただの”音の羅列”になってしまっている可能性が高いです。
エンジェルコースでは名作童話の読み聞かせが入っていますが、日本語でも、いきなり難しい文章が続く絵本を読んであげても子供は理解出来ませんよね。
短文に挿絵が入った、易しい絵本から始めると思います。
絵本ですらそうなのに、ただの「音」だけではその状況を理解出来るはずもない・・・と思いました。

ということで、きちんと英語を理解させたい場合には、必ず別の教材が必要になると思います。
別教材とは、絵本やDVD、もしくは教材ではありませんが親の語りかけ等です。
英語の「音」と「動作や名称」を一致させるには、それらは不可欠だと思います。

もし、アメリカ英語で良くて、DVDや絵本も一緒に取り組みたい・・・などの場合には、最初から別のセット教材を購入した方が結果的に安上がりになるかもしれません。
私の場合はワールドワイドキッズ等のセット教材も購入していますが、「イギリス英語」にこだわりがあったので、まあ意味はあったかなと納得していますが😊。
(アルクで揃えるなら、DVD教材のアルクのabc DVDボックスが販売されており、エンジェルコースとお得なセットになったこどもえいご おまかせパックもあります。)

これらメリット・デメリットをきちんと理解した上で「英語耳を鍛える」ということを重視するならば、「アルク エンジェルコース」は良い選択肢だと思います。
私は当初過剰な期待をしてしまったが故に「これだけじゃ駄目だ・・・。」と分かったときには結構落ち込みましたが、今は「目的に応じた教材を使い分けよう」と割り切って考えています。(それで、最初はこれ1つしか買うつもりがなかった英語教材がどんどん増えていくことに・・・。)
乳幼児の時期はDVD等はあまり見せたくないですし、絵本もなかなか見てくれなかったりしますよね。そんな中でもCDはかけてあげることが出来るので、使いやすいと思います。

私は今、次男のカメ吉が小さいので、インプットに最適!と思い、エンジェルコースを活用しています。長男・カメ太が遊んでいるバックミュージックにもさりげなくかけています。

私は幼児の段階からある程度は英語を理解して欲しいため、エンジェルコースだけでは足りないと思い他の教材も併用していますが、「英語耳を鍛える」という目的だけなら、エンジェルコースだけでも良いかもしれません。
将来学校で英語を学んだ時には、リスニング力に役立つはずです。

幼児向けの英語教材は多数ありますので、きちんとそれらの特性を理解して比較し、購入することが大事です。そして私はサボりがちですが、幼児期の英語には親の頑張りも大事です(エンジェルコースの場合はCDをきちんとかけること!)。

迷っていらっしゃる方の参考になれば幸いです😊。

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